
「配列(array)」の使い方です。
「変数の使い方」の記事で変数は「箱」みたいなものと表現しましたが、配列(array)は箱のなかにある区切りみたいなもので、その一つ一つに番号もしくは名前を付けることで、箱の中身を1つずつ取り出すことができます。番号は0から連番で自動的に振られ、名前は任意で付けることができます。
では、使い方を見ていきましょう。arrayの()の中に「,」で区切って値を入れます。
<?php $array = array(1,2,3); ?>
上記はこんなイメージです↓
番号0の区切りに1が入り、番号1の区切りに2が入り、番号2の区切りに3が入りました。番号が0から開始されることに注意して下さい。
[]を使うことで、中身を1つずついれることができます。
下記は前述と同じ意味になります。
<?php $array[] = 1; $array[] = 2; $array[] = 3; ?>
上記はなんだか上書きされそうに見えますが、空の[]を使うことで、「その配列の最大の番号に1を足した番号の区切り」に値を入れてくれます。(空の場合は0です)
中身を取り出す時は変数に[]を付けて、その中に取り出したい区切りの番号を書きます。
区切り番号0の中身「1」を表示させたい場合は下記にように書きます。
<?php $array = array(1,2,3); echo "区切り番号0の中身は".$array[0]."です"; ?>
また、配列の中身を1つだけ変更したいときには[]に区切りの番号を書いて上書きをすることができます。
<?php $array = array(1,2,3); // 実は2ではなく20だったので上書き $array[1] = 20; echo "区切り番号1の中身は".$array[1]."です"; ?>
あまり使う場面はないと思いますが、区切りの番号を0以外から開始することも出来ます。
<?php $array[100] = 1; $array[] = 2; // 区切り番号100に1を足した101の中身に2が入ります。 echo "区切り番号100の中身は".$array[100]."です<br>"; echo "区切り番号101の中身は".$array[101]."です"; ?>
ちなみに配列の区切りの番号や名前の事を「添え字」や「キー」と呼びます。
添え字に数値ではなく文字で名前を付ける「連想配列」についてはこちらの「連想配列の使い方」をご覧ください。