「加算子」「減算子」の使い方です。
加算子と減算子は2種類ずつあります。
違いを見て行きましょう。
前置加算子
++$x
前置加算子は変数の前に+を2つ書き、「変数に1を足した後に変数を返す」形になります。
下記は$xに1を代入した後、$xに1を足して$yに代入します。
<?php
$x = 1;
$y = ++$x; // $xに1を足した後に$yに$xを代入します。
echo $x."\n";
echo $y;
?>
後置加算子
$x++
後置加算子は変数の後に+を2つ書き、「変数を返した後に変数に1を足す」形になります。
下記は$xに1を代入し、$yに$xを代入した後に$xに1を足します。
<?php
$x = 1;
$y = $x++; // $yに$xを代入した後に$xに1を足します。
echo $x."<br>\n";
echo $y;
?>
前置減算子
--$x
前置減算子は変数の前に-を2つ書き、「変数から1を引いた後に変数を返す」形になります。
下記は$xに3を代入し、$yに$xを代入した後に$xから1を引きます。
<?php
$x = 3;
$y = --$x; // $xから1を引いた後に$yに$xを代入します。
echo $x."<br>\n";
echo $y;
?>
後置減算子
$x--
後置減算子は変数の後に-を2つ書き、「変数を返した後に変数から1を引く」形になります。
下記は$xに3を代入し、$xを$yに代入した後に$xから1を引きます。
<?php
$x = 3;
$y = $x--; // $xを$yに代入した後に$xから1を引きます。
echo $x."<br>\n";
echo $y;
?>
まとめ
特に加算子はよく使うと思います。
実行結果を見ると分かるように、変数を返す前に1を足す(引く)場合と、変数を返した後に1を足す(引く)場合では、結果が変わる事がありますので、違いをちゃんと理解しておきましょう。